清水学 市議会議員
自民党

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活動内容

議会運営委員会視察報告書 - 小金井市 活動報告
イベント

議会運営委員会視察報告書

6月30日〜7月1日の二日間の日程で、議会運営委員会の行政視察に行ってまいりました。視察先は滋賀県彦根市議会と兵庫県西脇市議会です。議会運営委員会では2年の任期中に二度視察を行なっており、政策立案や意思決定に資する重要な議会活動という位置付けで、他自治体の先進的な施策や取組みを現場に赴いて調査することを目的としています。 ◾️滋賀県彦根市冒頭、ご説明いただいた馬場和子広報委員長がおっしゃった一言に、強い共感と、強い危機感のようなものを感じました。「私(馬場委員長)は議員生活22年。市長は4人変わったけども、ブレずにやってきたことがある。それが【議会が変わる、議会を変える】」この一言の発端は、議会基本条例策定時に行なった、市民3,000人アンケートでした。アンケート結果のほとんどが、議員が普段どのような活動をしているのかがわからない、という内容でした。議員が普段どんな活動をしているかわからない=議員は何もしていないこう思われないために、「議会の見える化」を進めなければならい、と危機感を持ったことがきっかけということでした。私たち小金井市議会が行なった市民意向調査においても、ほぼ同様の結果が出ていることから、私たちも丁寧な議論は大切ですが、結果も出していかなければなりません。彦根市議会では、常任委員会以外に、広報委員会(議会だより担当)広聴委員会(議会報告会担当)、議場開放促進委員会(議場コンサート、子ども議会担当)が設置されています。 (1)大学との連携について彦根市議会では滋賀大学経済学部と連携協定を締結したことをきっかけ(現在は国立大学法人滋賀大学と連携協定締結)に、大学の知見や、学生の若く柔軟な発想力で、広報広聴機能を強化させてきました。 例えば、議会だよりは学生さんが見てわかりやすいレイアウト、写真を増やすなど改善に努めています。また、議会報告会では、学生の柔軟な発想をもとに、「カタリバ」として、ファシリテーターとして参加するなどし、市民にとっては普段の議員活動では出会えない新たな視点発見の機会となりました。また、滋賀大学が実施する講義「哲学対話」と連携し、新たな形での議会報告会を数回実施しています。議会報告よりも、意見を聞いてほしい、意見を伝えたいという市民も少なくないことから(それは小金井も同様)、市民の声を傾聴する(否定しない、受け止める)議会報告会も開催しています。また、市議会議員インターンシップも行っており、市政に、政治に興味を持ってもらうために、大学生をインターンシップとして受け入れています。今後の取組として、各学部が持つスキルや専門性を議会からの政策提言に活かすため、協力・連携を進めていきます。また、馬場広報委員長の課題としては、市内にある2つの大学とも連携(キーマンとなる学校関係者を見つける)を進めていくことと話していました。 (2)子ども議会目的①小学生が政治への関心を深めたり、社会参画への意欲を培うこと②保護者に市議会や行政の取組をより身近なものと感じてもらうこと 彦根市議会では、市内の小学6年生を対象に子ども議会を開催しています(13年継続)。彦根市議会の取組のすごいところは、子ども議会を単発(1日間)で終わらせるのではありません。11月の子ども議会本番に向けて、夏休みに子ども議員選出者交付式を行い、教育委員会の協力のもと、各学校で議員が質問の仕方や質問書の作成方を説明、子ども議員が議場開放促進委員会や議会事務局職員の協力のもと、質問事項を行政側に質問するなどして、質問を作成していきます。そして、本番一週間前には、議長選出、議席決定、質問のデモンストレーション等を行うことで、子どもや親のモチベーションを高め、本番当日に臨みます。子ども議会当日は、市長や各部長が出席のもと、本番さながらで質疑が行われます。子供からの質問で行政が提案を検討するなど、議員が参考とする質問も多くあるとのことでした。そして極めつけは、議場での集合写真が議会だよりの一面に掲載されます。このように、子どもたちの興味関心を持ってもらうための取組が行われていました。 (3)その他 彦根市議会では、様々な広聴(市民への意見聴取)が行われていました。例えば消防団、地場産業関係者、商工関係者、公民館でサークル活動を行っている団体など、議会側から広聴先を限定して、様々な団体と意見交換を持ちかけていました。すごいと思ったのは、市内に公民館が8ヶ所あり、短期集中です8ヶ所の団体と意見交換をした。また浴衣祭りで市の9つの課題を挙げ、どれに興味関心があるかシール投票してもらうなど、議会が出向く広聴が行われていました。 【私の小金井への持帰り事項】①議会報告会の新たな形の検討小金井市議会でも議会報告会を開催していますが、毎回同じ内容でマンネリ化していることと、報告部分(各委員会報告)が長い、早口、不要というお声をいただいていることから、「哲学対話」の実施を検討したい。また、彦根市議会では「議会広聴の日」を設けて、議員と気軽にお話いただける意見交換の場を作っていることから、設けることを考えたい②広聴で承った市民の意見の扱い方彦根市議会では、報告会や広聴で承った市民の意見を、一旦広聴委員会で取りまとめ、その後議長に提出。そして、議長名で市長に提出している。小金井市議会でも、報告会等で承った市民の意見の扱い方については、どのようにして生かしていくかは定まっていないことから、市長に提出するのか、議会として何らかの方法で政策形成に活かしていくのか、整理すべきと考える。③子ども議会や、積極的に出向く広聴も、広報広聴協議会の一員として、考えていかなくてはならない取組だあると認識しました。 ◾️滋賀県西脇市 西脇市では、西脇市議会の「議会機能向上のための取組」、「市民参加制度」について視察をしてきました。林はるのぶ議会運営委員長にご説明いただきました。冒頭に、議会改革=経営品質とおっしゃっていました。良きプロダクツは良い経営品質(プロセス)から生まれる。善き政策は善い議会制度(プロセス)から生まれる経営は常に品質向上、そして品質管理を徹底しています。私たち議会も、常に議会改革を念頭に置き、なおかつ実践し、経営品質の向上に努めていかなければなりません。また、通常は視察時には議会事務局が立ち会い進行されていますが、西脇市議会では、進行を副議長、説明を議運委員長と広報委員長が務めるなど、議会主導で改革を進めている様子を伺えました。 (1)議会機能向上のための取組について強く印象に残ったことは、委員会中心主義をとっており、委員会が能動的に活動をされているところです。地方自治法109条では普通地方公共団体の議会は、条例で、常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会を置くことができる。② 常任委員会は、その部門に属する当該普通地方公共団体の事務に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。とあり、議案や請願を審査する前に、地方公共団体の事務に関する調査を行うとあります。つまり、委員会は所管事務調査(調査の柱)を立て、能動的に活動するべきということです。委員会人気の途中にも新たな調査を立てるなど取組んでいます。また、閉会中でも月1回は常任委員会を開いており、閉会中は市長は出席せず、時には部局も出席せずに、委員のみで委員会討議を行なっているとのことでした。効率のいい、真に必要な取組は何なのかを、委員同士で話合い、行政を動かしていく。 【アウトプットを常に意識して討議する】議論のための議論に終始することなく、政策提言、条例制定、条例改正に繋げています。小金井市議会では、議会運営委員会では議員間で議論を交わしますが、委員会で何か積み上げるために討議することはなく、行政への質問のみとなっていることから、とても参考になりました。そして、もう一つのキーワードが、「政策提言」です。委員会の場は質疑する時間だけではなく、常にアウトプットを意識し、市長に積極的に政策提言を行なっています。政策提言へのフローをしっかりつくり、課題を政策提言フローに乗せ、政策提言を実現できるのは議員間討議のみです。また、市長へ政策提言するときは決を取り、2/3以上の賛成(特別多数議決)があれば市長への政策提言を行います。※以前は全会一致で提言を行なっていましたが、1人だけでも反対があると提言できず、それでは何も前に進まないと議会内で声があり、丁寧に議論をし、2/3ルールを適用することとなりました。そして、審査とは質疑→討議(論点や課題点を「どうしよう?」という視点で熟議する)→討論→採決の順であり、「討議」が重要となってきます。一般質問から委員会調査・政策提言へ(個人の問題提起を、議会全体の政策提言につなげる流れ)を作っており、一般質問→行政答弁で確認→委員長が確認→調査テーマ候補として整理→委員会で協議→政策提言の流れを確立しています。また、議会の構成員は選挙で選ばれた議員のみであることから、本来は議員のみで会議を行うのが本筋である。市長以下の執行部は提出議案の説明員であり、本質的には議論の相手ではないということでした。この考えから、議員間討議が積極的に行われていることがわかりました。最後に、徹底した「反省会」の文化をつくっています。毎定例会後に、議員が行った一般質問や質疑において、具体的な問題点を洗い出し、議員の質の向上、質問力の向上、効率のいい議論等に繋げているとのことでした。小金井市議会でも取り入れるべき取組だと感じました。 (2)市民参画制度について西脇市議会では積極的に、市民参画の機会を作っていました。例えば、「議会と語ろう会」を行なっております。広報広聴特別委員会を中心に、班割りをして、3〜5人/班を作っていき、班長会議を行なっていきます。班長の役割は班長会きわへの出席、資料作成、課題抽出、報告書の作成等です。議会と語ろう会から政策提言に繋げる流れも確立しています。議会と語ろう会→班会議→班長会議→常任委員会です。常任委員会では、所管事務として調査を行い、委員会で意見集約できたものを市長へ提言を行なっています。議会と語ろう会は、時期によって回数は異なりますが、直近では年30回開催されました。自治会単位で20回、各種団体で10回でした。議長が各自治会や団体を周り、意見を聞く場の設定のお願いをし、行われています。市民から聞いた意見を、ただ聞きっぱなしで終わらせません。問題提起は少数の声から生まれるという考えのもと、班長会議を行い、政策提言につなげていく流れについて、とても参考となりました。私たち議会では、お聞きしたご意見を、各議員の活動に反映させていく程度に収まってしまっているのが現状であることから、どのようにして政策提言や委員会調査の流れに乗せていくのか、とても参考になりました。また、議会だよりモニターを行なっています。現行は8名のモニターで、うち6名が女性とのことでした。これはゆくゆくは議会モニター制度に繋げていきたい考えのようですが、まずは議会だよりモニターで様子を見ています。私は、手上げ式のモニター制度には、若干の抵抗があり(意見が偏ってしまうのではないかという懸念)、お聞きしたところ、手上げ式と直接声掛けを行っているとのことでした。 最後に、議員の仕事で一番大事なのは、一般質問ではなく、「議決」であります。議会はもともと議決機関であり、質疑→議員間討議→討論→採決に至り、議論して決する。議決で大事なのは前提となる熟議であります。そして、なぜ議決が大事かというと、私たちは住民代表機関であるからです。 〈視察における旅費支給額(1人あたり)〉交通費 34,130円宿泊費 8,800円日 当 5,600円合 計 48,530円彦根市議会:行政視察負担金500円(彦根市議会への視察手数料です)

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